- 2021/09/30 掲載
小売業販売額、8月は前年比3.2%減 家電・衣類販売が低調
ロイターの事前予測調査では1.0%減が予想されていた。
<昨年9月以来のマイナス幅、衣類・家電・調理パン不振>
前年比のマイナス幅は、2019年の消費増税前の駆け込みの反動減が現れた昨年9月(前年比8.7%減)以来の大きさ。
業種別では、家電などの機械器具が前年比13.0%減と大きく落ち込んだほか、衣類が同12.1%減、スーパーなどの各種商品が同9.0%減となった。
業態別では、百貨店がデパ地下の入店制限などで前年比13.9%減となったほか、スーパーは衣類の不振で同2.3%減、コンビニエンスストアは冷やし麺や調理パンの不振で同1.2%減となった。
家電量販店は、在宅勤務向け需要が昨年盛り上がった反動が出たほか、冷夏によるエアコン・冷蔵庫販売の低迷も重なり、同18.3%減となった。
このほかホームセンターも同14.0%減となった。ドラッグストアは同0.5%増と微増を確保した。
(竹本能文 編集:山川薫)
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