- 2021/09/30 掲載
東京株、104円安=岸田自民新総裁は織り込み済み
30日午前の東京株式市場では、米連邦政府の債務上限問題などへの警戒感から売りが優勢となった。日経平均株価の午前終値は前日比104円92銭安の2万9439円37銭。前日の取引終了後に決まった岸田文雄自民党新総裁については織り込み済みで、材料視されなかったようだ。
前日の急落を受け、値頃感から買いが入って反発して始まった。その後は買いの勢いが続かず、中国の経済指標の悪化を受け、売りが先行する展開になった。
岸田新総裁について、市場では「予想外の結果ではなく、相場への影響は限定的」(国内証券)との見方が強い。新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けている国内経済を立て直せるか、党幹部・閣僚人事を見極めたいとする向きも多い。一方で「岸田氏は構造改革に消極的とみられ、相場の押し下げ要因になっている可能性がある」(大手証券)との声も聞かれた。
【時事通信社】 〔写真説明〕東京証券取引所=東京都中央区
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