- 2021/10/13 掲載
午後3時のドルは113円半ばで停滞、米長期金利の上昇一巡で
米10年債利回りは1.58%台前半でもみあう展開となっている。
市場関係者からは、昨日公表された国際通貨基金(IMF)の世界経済見通しに関心を寄せる声が聞かれた。2021年の日本の実質成長率見通しは2.4%で、前回予測から0.4ポイントの下方修正となった。
みずほ銀行のチーフマーケット・エコノミスト・唐鎌大輔氏は、足元のドル高/円安は日米の金融政策の差が意識されているというのも根底にあるが、「日本経済のファンダメンタルズの悪さが、円売りにつながっている面もあるのではないか」と指摘した。
一方、原油価格の高騰を受けて資源価格が全般的に上昇し、資源国通貨が対円で高値圏にある。カナダドル/円は91円付近、豪ドル/円は83.20円付近で推移している。
市場では、日本はエネルギー輸入国のため、原油高は交易条件の悪化を通じて円売り材料になるとの声が聞かれた。ただ、「中長期的にみて仮に原油高が行き過ぎた場合、株式市場が崩れれば、リスクオフの円買いにつながる可能性もある」(外国証券)との見方もある。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 113.46/48 1.1548/52 131.05/09
午前9時現在 113.53/55 1.1529/33 130.90/94
NY午後5時 113.60/63 1.1527/31 130.97/01
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