- 2021/10/14 掲載
中銀デジタル通貨、グローバルな決済効率化の方策に=日銀総裁
決済システムの効率化や迅速化を、ステーブルコイン(法定通貨を裏付け資産とする仮想通貨)に頼って行おうとすると、民間発行の通貨のため十分な規制やルール作りが必要になると指摘。仮に規制やルールができたとしても、「常時、金融システムの不安定化を図らないように監視していかなければならない」と述べた。その上で、決済の効率化を図る一つの方策としてCBDCをいくつかの中銀が検討を進めていると語った。
G7では、デジタル決済やCDBCに加え、気候変動、低所得国支援、経済回復の状況などを議論。会合後に公表した声明文で、中銀が発行するいかなるデジタル通貨も金融安定の責務を遂行する中銀の能力を「支援し、損なわない」ものであるべきだと表明した。
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