- 2021/10/15 掲載
H2O社長、統合承認に自信=関西スーパー総会、「株主大半が賛同」
近畿圏が地盤の関西スーパーマーケットをめぐる争奪戦で、エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの荒木直也社長はインタビューに応じ、29日の関西スーパーの臨時株主総会でH2Oとの統合が承認されることに自信を示した。荒木社長は「株主からは賛同の声が大半で、確かな手応えを持っている」と強調した。
関西スーパーは8月、H2Oと経営統合する方針を発表。その後、首都圏でディスカウントスーパーを展開するオーケー(横浜市)が関西スーパーへのTOB(株式公開買い付け)による買収を公表して争奪戦に発展している。
荒木社長は、H2Oと関西スーパーとの統合が同社株主の金融機関や取引先の支持を受けていると説明。オーケーがH2Oとの統合効果に疑問を呈していることについては「十分無理なく実現可能だ」と反論し、物流効率化などで「効果は2025年ごろから出てくる」との見方を示した。
関西スーパー、オーケー双方の株主で、取引先でもある食品卸の伊藤忠食品が、関西スーパー側の情報開示が不十分と指摘していることについては「必要なものは回答する方がよい。関西スーパーが検討するのではないか」と語った。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答えるエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの荒木直也社長=13日、大阪市
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