- 2021/10/15 掲載
NY外為市場=ドル小幅安、リスク選好回復 利上げ開始時期に注目
スコシア・キャピタルのチーフ為替ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「ここ数日、相場は幾分利益確定の動きとなっている」とした上で、「現時点でドルのトレンドを大きく転換するとは考えていない」と述べた。
さらに、テーパリングが11月に始まり、比較的速いペースで行われるという観測が、利上げ開始時期や利上げペースを巡る見通しを幾分後押し、「ドルへのプラス材料となる可能性がある」とした。
終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は0.036%安の93.982。一時、10営業日ぶり安値となる93.754に沈む場面もあった。
ユーロ/ドルはほぼ変わらずの1.15955ドル。
ポンド/ドルは0.15%高の1.36815ドル。
朝方発表された9日までの1週間の米新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比3万6000件減の29万3000件と、昨年3月中旬以来、約1年7カ月ぶりの低水準となった。
9月の米卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.5%上昇、前年同月比8.6%上昇したものの、ともに市場予想を下回った。
リスク選好度の上昇を反映し、豪ドルは0.47%高の0.7414米ドルと、9月7日以来の高値を更新。ニュージーランドドルも0.93%高の0.7030米ドルと、2週間半ぶりの高値を付けた。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.13%高の5万7451ドル。一時、5カ月ぶりの高値となる5万8550ドルに達する場面もあった。
ドル/円 NY終値 113.66/113.69
始値 113.41
高値 113.71
安値 113.33
ユーロ/ドル NY終値 1.1594/1.1598
始値 1.1610
高値 1.1616
安値 1.1585
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