- 2021/10/15 掲載
米助言大手2社が反対推奨=関西スーパー・H2O統合案
米議決権行使助言会社大手のインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)とグラスルイスは15日までに、近畿圏を地盤とする関西スーパーマーケットが29日の臨時株主総会に諮るエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングとの経営統合に向けた5議案の全てに対し、反対を推奨した。
関西スーパーに対しては、首都圏でディスカウントスーパーを展開するオーケー(横浜市)がTOB(株式公開買い付け)による買収を提案している。助言会社の見解は海外の機関投資家の議決権行使に影響力があるとされるが、関西スーパーの海外投資家比率は3月末では4%弱だった。
ISSは反対理由について、「H2Oとの統合案は株主価値向上よりも、経営者の保身のように見える」と指摘した。
【時事通信社】
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