- 2021/10/16 掲載
中国当局、一部銀行にCMP削減指示 流動性リスク抑制=関係者
CMPは、資産運用会社が販売するマネー・マーケット・ファンド(MMF)と同等の商品だが比較的規制が緩かった。市場規模は1兆1000億ドル。
関係者によると、当局は金融商品ポートフォリオに占めるCMPの割合を今年末までに40%に、2022年末までに30%に削減するよう指示した。指示を受けた銀行名は明らかにしていない。
関係者の一人は「(当局は)流動性リスクを恐れている」と述べ、一部大手行はCMP残高が比較的多く、圧縮圧力を受けていると指摘した。
別の関係者によると、今年は銀行の間でCMP残高を管理する動きが見られるという。
金融当局は2020年初めから商業銀行が販売するCMPの規制を強化し始めた。
中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)のコメントは得られていない。
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