- 2021/10/21 掲載
新生銀、SBIのTOBに反対表明 条件付きで賛同も
新生銀はきょう開かれた取締役会で反対意見を最終決定した。取得上限を48%とするSBIのTOBでは残された株主に不利益が生じるおそれがあることに懸念を示したほか、1株2000円のTOB価格は同行の本源的価値を反映した価格ではないと判断した。
新生銀は取得上限の撤廃やTOB価格引き上げ、取得制限のない新たなTOBの実施などの賛同条件に関して、SBIに協議を申し入れる予定。審議の結果、賛同条件とは異なる条件で賛同の意見を表明する場合もあるとしている。
SBIが条件に応じない場合、新生銀は11月25日に開く臨時株主総会で既存株主に新株予約権を付与する買収防衛策の発動を審議する。
SBIは9月10日に新生銀株のTOBを開始した。保有比率を最大48%まで高めて連結子会社とすることを目指している。これに対し新生銀は、判断する情報や時間が十分でないとして、賛否を留保していた。
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