• 2021/11/04 掲載

ノルウェー中銀、予想通り政策金利据え置き 12月利上げ方針堅持

ロイター

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[オスロ 4日 ロイター] - ノルウェー中央銀行は4日、政策金利を予想通り0.25%に据え置く一方、来月に利上げする方針を示した。9月に始まった金融政策の引き締め局面は続いている。

オルセン総裁は声明で「金融政策委員会の現時点での見通しとリスクバランスの評価に基づき、政策金利は12月にさらに引き上げられる可能性が最も高い(most likely)」と指摘した。

ノルウェー経済は新型コロナウイルス禍から力強く回復しており、中銀は9月、2年ぶりに利上げを実施。年末までに25ベーシスポイント(bp)の追加利上げを行うほか、2022年にはさらに3回利上げする方針を表明した。

キャピタル・エコノミクスのエコノミストは顧客向けノートで、12月の25bp利上げはほぼ確実と指摘。「来年には四半期ごとの利上げがあり、政策金利は2022年末までに新型コロナ流行前の水準である1.50%に回帰すると見込んでいる」と付け加えた。

一方、中銀は金利上昇の影響を巡る不確実性が「緩やかな上昇」を正当化するとも指摘する。

DNBマーケッツのチーフエコノミスト、Kjersti Haugland氏はロイターに対し、「これはこのところ市場で一定程度まで高まっている期待に対応したものではないか。例えば50bpの金利変動があるのではないかと見られているが、中銀はそれを否定しているのだろう」と述べた。

中銀は「社会の再開はノルウェー経済の著しい上振れにつながっており、活動は新型コロナ流行前水準を上回っている。景気好転は予想通り幅広く続いている」と指摘。「経済活動の活発化と賃金の伸び拡大は基調インフレを押し上げる公算が大きいが、最近の(通貨クローネ)上昇が物価上昇を抑制する可能性がある」と付け加えた。

クローネは対ユーロで発表前の9.85クローネから0907GMT(日本時間午後6時07分)には9.87クローネまで小幅に下落。過去3カ月では対ユーロで約7%上昇している。

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