• 2021/11/05 掲載

NY外為市場=ドル上昇、英ポンドは金利据え置き受け下落

ロイター

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[ニューヨーク 4日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、前日の連邦公開市場委員会(FOMC)が消化される中、ドルが上昇した。一方、英ポンドはイングランド銀行(英中央銀行)が利上げに踏み切らなかったことを受け下落した。

英中銀はこの日の金融政策委員会で、7対2で政策金利を過去最低の0.1%に据え置くことを決定。ベイリー総裁が先月、インフレリスクの高まりに対して躊躇(ちゅうちょ)なく利上げする考えを示したことを受け、利上げ観測が高まっていた。

前日は米連邦準備理事会(FRB)が11月にテーパリング(量的緩和の縮小)を開始すると決定。同時にインフレ高進は「一過性」のものとの見解を維持し、速いペースでの利上げは必要ない公算が大きいとの考えを示した。

前日には欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が、来年利上げする可能性は非常に低いとの認識を表明。市場では来年10月にも利上げするとの見方が出ていたが、ラガルド氏の発言を受け、利上げ予想時期は同年12月に後ずれした。

OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「 これらの主要中銀がどの程度早く金融引き締めに転じるのか、市場はリセットする必要があった」と述べた。

前日低下したドル指数は終盤の取引で94.327に上昇。ソシエテ・ジェネラルのマクロ・ストラテジスト、キット・ジャックス氏は「ドル買いを入れるための押し目が待たれていた」との見方を示した。

英ポンドは対ドルで1.33%安の1.3502ドル。10月1日以来の安値を付けた。

BKアセットマネジメントのマネジング・ディレクター、キャシー・リエン氏は「FRBはテーパリング着手が市場に織り込まれるよう十分な時間を確保し、フォワードガイダンスは極めて効果的だった」と指摘。「これに対し英中銀はタカ派姿勢を示していたにもかかわらず、この日の決定はタカ派的でなく、市場は肩透かしを食らった」と述べた。

ユーロは一時1.1528ドルと、10月12日以来の安値を更新。終盤の取引では0.57%安の1.1546ドル。

暗号資産(仮想通貨)では、ビットコインが2.69%安の6万1236.61ドル。先月6万7000ドル台に乗せ、過去最高値を更新してからは、おおむね横ばいで推移している。

イーサは2.75%安の4480.34ドル。前日に4670.81ドルと、過去最高値を更新した。

ドル/円 NY終値 113.75/113.78

始値 113.92

高値 114.02

安値 113.52

ユーロ/ドル NY終値 1.1552/1.1556

始値 1.1544

高値 1.1573

安値 1.1529

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