- 2021/11/10 掲載
三越伊勢丹、24年度に営業益350億円へ 長期的には不動産開発も
細谷敏幸社長は、個人消費300兆円弱のうち百貨店は5兆円の市場に過ぎないと指摘し「高感度上質を徹底的に取りに行く」と述べた。また、デジタル化を進めることで、ミレニアム世代も取り込む。構造改革面では、固定費をコントロールして損益分岐点を下げていくという。
中計期間中は、250億円の有利子負債を削減し、その後の大規模開発に備える。投資キャッシュフローの過半を成長投資に充てる。このため、自己株取得は原則として実施しない方針。一方、配当については、早期にコロナ前の1株12円を超え、その後は段階的な増配を継続的に行う。
同日公表した2022年3月期の連結営業利益計画は30億円(前期は209億円の赤字)の計画を据え置いた。緊急事態宣言による休業の影響で売上高は下振れるものの、経費削減により利益を確保する。IBESがまとめたアナリスト6人の予想平均は41億円だった。
4―9月期の連結営業損益は77億円の赤字(前年同期は178億円の赤字)、純損益は81億円の赤字(同367億円の赤字)だった。
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