- 2021/12/18 掲載
核合意再建協議が中断、EU主席調整官「あと数週間で合意」
7回目の再建協議は2週間以上前に開始されたものの、進展はほとんど見られていない。イラン側が過去6回の協議で具体化した大筋の合意内容の変更を求めているため、交渉は行き詰まっている。
こうした中、モラ主席調整官は7回目の協議が正式に終了した後の記者会見で「数カ月ではなく、むしろ数週間で合意に達する」と指摘。年内の協議再開を望むとした。
一部の関係者は暫定的な協議再開日として12月27日を挙げた。
関係者によると、イラン側が協議中断を要求。一方、西側諸国は21日までの協議継続を予定していたという。
英国、ドイツ、フランスの欧州3カ国(E3)の交渉担当者は声明で、「過去24時間で技術的な進展が見られたが、6月時点の交渉内容に近いところまで戻ったに過ぎない」と指摘。「イランが迅速に協議を再開できる状態となり、協議がより速いペースで進められるよう建設的に関与することを望む」とした。
イランのアリ・バゲリ・カーニ首席交渉官は記者団に対し、「西側諸国がイランの論理的見解を受け入れれば、次の協議が最終ラウンドになる可能性がある」と述べた。
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