- 2021/12/27 掲載
塩野義製薬、サスメドと不眠症治療用アプリに関する販売提携契約締結
サスメド社が開発中の本アプリは、不眠症を対象としたデジタル治療用アプリです。不眠症患者を対象とした第3相臨床試験は、本アプリは対照群(シャム(*)群)と比較して、主要評価項目であるアテネ不眠尺度(不眠重症度の指標)の有意な改善が認められました。本試験結果をもとに、サスメド社は本アプリを不眠症のデジタル治療用アプリとして薬事承認申請予定です。
この度の契約締結により、塩野義製薬は本アプリの日本における独占的販売権を獲得いたします。当社は、契約締結に伴う一時金、今後の開発進展などに応じたマイルストンとして総額最大47億円、ならびに製品上市後の販売額に応じたロイヤリティーをサスメド社に支払います。
また、当社とサスメド社は今後、お互いの強みを活かし、本アプリ以外のデジタル治療用アプリの共同開発など、新たなヘルスケアソリューションの開発・提供を通じてヘルスケア領域の課題解決にも取り組みます。
塩野義製薬は、中期経営計画「Shionogi Transformation Strategy 2030(STS2030)」において、従来の医療用医薬品を中心に提供する「創薬型製薬企業」から、ヘルスケアサービスを提供する「HaaS(**)企業」への変革を掲げています。当社は、これまで培った創薬型製薬企業としての強みを磨きつつ、外部パートナーとの連携を含めた取り組みを強化し、社会に対して新たな価値を提供し続けていくことで、患者さまや社会の抱える困り事の解決に取り組んでまいります。
なお、本件が2022年3月期の連結業績予想に与える影響は軽微です。
*シャム:本アプリから治療アルゴリズム等の治療の機能を除いたアプリ
**HaaS:Healthcare as a Service:医薬品の提供にとどまらず、顧客ニーズに応じた様々なヘルスケアサービスを提供すること
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