ＰＣも抗ウイルス加工＝コロナ対策で新サービス―ＮＥＣ

ＮＥＣは２月下旬、パソコンなどに抗菌・抗ウイルスコーティング剤を塗布する法人・学校向けサービスを開始する。新型コロナウイルスの感染収束が見通せない中、パソコンの活用が広がる学校現場での不安払拭（ふっしょく）も狙う。

コーティング剤は、ガラスコーティング剤メーカーのハドラスホールディングス（東京）が開発。空気中の水分と反応し、塗布表面に菌やウイルスへの不活化効果を持つガラス膜を形成する。試験では、塗布後２４時間で新型コロナの変異株「デルタ株」などの減少率が９９．９％以上になることを確認したという。

ＮＥＣが始めるサービスは価格がパソコン２０台で２１万３４００円から。ＮＥＣブランド以外のパソコンにも対応し、年間１０万台への塗布を目指す。

【時事通信社】 〔写真説明〕ＮＥＣが始めるパソコンの抗ウイルスコーティング剤塗布サービスのデモンストレーション＝１４日、東京都港区