- 2022/01/20 掲載
ユーロ圏物価圧力は徐々に緩和へ、FRBに同調する理由ない=ECB総裁
ラジオ局フランス・インターに述べた。物価圧力への対応策に関する質問に対し、米国とは状況が違うため、米連邦準備理事会(FRB)ほど大胆に行動する必要ないとの考えを改めて示した。
「米国の景気回復サイクルは欧州よりも進んでいる。われわれにはFRBのように迅速かつ積極的に行動する理由はない」と述べ、インフレ率も米国のほうが高いと指摘した。
「ただし、われわれは対応を開始している。数値やデータ、事実を踏まえて必要となれば金融政策措置で対応する用意がある」と述べた。
ドイツ10年債利回りが2019年以来初めてプラス圏に浮上するなど足元のユーロ圏の利回り動向については「利回りが再び上昇すれば、ユーロ圏のファンダメンタルズが回復していることを意味する」と述べた。
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