- 2022/02/04 掲載
ドイツ銀、ユーロ買いを推奨 ECBのタカ派転換受け
ユーロ圏の政府債利回りはこの日急上昇した。ラガルドECB総裁が年内の利上げの可能性は低いとする過去の発言を繰り返さなかったことを受け、金融市場がECBによる年内4回の利上げを急速に織り込んだことが背景。
ドイツ銀行のストラテジストらは、決定後公表した顧客向けメモで、ラガルド総裁のコメントについて「動きの緩やかなあらかじめ予定を定めたガイダンスから、はるかに積極的なものへの転換を明らかに示唆している」と指摘した
同行のストラテジスト、ジョージ・サラベロス氏は「事実上、今年の欧州市場での金利カーブの制約の撤廃を可能にするもので、ECBを活動的な中央銀行に変身させる動きだ」と述べ、売りの推奨を終了すると付け加えた。顧客向けメモでは、売りの推奨をほぼ横ばいで終了し、現在は買いのポジションを取ると説明した。
PR
PR
PR