- 2022/02/08 掲載
EU財政目標設定、加盟国の主導的役割必要=スペイン経済相
EUは現在、ユーロ圏の財政ルールを定めた「安定・成長協定」の見直しについて議論している。同協定は各国政府が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に対応できるよう2020年以降、停止されている。
ただ、景気回復が進む中、2023年初めから同協定を復活させる予定で、コロナ禍後の多額の公的債務や高水準の財政赤字、気候変動対策向けに必要な投資などを踏まえ、どのように変更すべきかが議論されている。
カルビニョ経済相は、マドリッドで開催されたイベントで「将来については、加盟国が自らの財政目標を設定する上で主導的な役割を果たす必要がある」と述べた。
EU内では、財政規律を重視する国と財政規律が緩い国の間に溝があり、EU当局者は先週、財政ルールに関する協議は来年まで続くとの見通しを示している。
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