- 2022/03/02 掲載
英中銀の0.5%利上げ、必ずしも必要ない=ソーンダース委員
英中銀は先月3日、政策金利を0.25%から0.50%に引き上げると決定。ただ、ソーンダーズ委員は0.5%ポイントの利上げに投票していた。
ソーンダーズ委員はイースト・アングリア大学での講演で、リスクは先月の英中銀の予測より「より強く、より持続的なインフレ圧力」の方向に傾いているとした上で、2月の会合ではより中立的な金融政策スタンスに迅速に移行するため0.50%ポイントの利上げを支持したが、そのことが今後、追加利上げが必要な場合に必ずしも0.50%ポイントの利上げに投票することを意味するわけではないとした。
また、最近の過度なインフレのかなりの部分をエネルギー価格が占めているが、経済には「かなりの過剰需要」があり、「インフレ期待は私が望むほど固定されていない」とした。
さらに「個人的な見解では、他の条件が同じであれば今迅速に利上げを行うことにより、インフレ率を目標値に戻すために必要な利上げ幅を抑えることができる」と語った。
ロシアのウクライナ侵攻により、エネルギー価格の上昇が続けばインフレ率のピークを押し上げる可能性はあるが、金融政策への影響について語るのは時期尚早とした。
関連コンテンツ
PR
PR
PR