- 2022/03/03 掲載
飛島建設・NTT東日本・NTT、建設分野における新会社「ネクストフィールド」設立
1. 会社設立の背景
少子高齢化に伴う国内の生産労働人口減少が予測される中、建設業界においても就業者数の減少が進んでいます。それに加え、2024年4月の労働基準法改正では残業上限規制が施行される予定であり、建設現場における生産性向上は避けられない課題となっています。こういった課題に対応するため、国土交通省による新しい取り組みであるi-Construction(※)の推進など、建設現場のDXはここ数年急速に進んできています。
一方、建設現場におけるICT関連スキル・ノウハウの不足や、1つ1つの建設現場が各地に点在し定常的ではないことによる環境の標準化の困難さなど、DX推進の新たな課題も見えてきました。特に、建設市場の大半を占める中堅・中小の建設会社における建設現場のDXは依然として大きな課題となっています。
こうした中、既に建設現場のDX事業を行い、建設現場の業務改善の実績を持つ飛島建設と、ICTをはじめとした最先端の技術・ノウハウを持つNTT東日本は2020年6月に連携協定を結び、これまで建設現場のDXを進めてまいりましたが、そこで得られた知見を活かし、また今回、最先端技術の研究開発を行っているNTTも加え、建設現場のICT関連業務のBPO(Business Process Outsourcing)による現場DXサポート、および建設現場の資材等調達に関するECプラットフォーム提供を行う新会社を設立し、建設業界全体の建設現場のDX推進による生産性向上と安全性確保をめざします。
※i-Construction:国土交通省が推進する、「ICTの全面的な活用(ICT土工)」などの施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、魅力ある建設現場をめざす取り組み
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