- 2022/03/03 掲載
ANAとJALが欧州便の飛行ルート変更、ロシア上空回避
ANAは成田ーブリュッセル線の1往復をロシア上空を迂回して中央アジア上空を通るルートに変更。JALは羽田ーロンドン線の1往復を米国アラスカ上空を通る北回りのルートに変更する。
ANAの中央アジアルートは主に中国、アゼルバイジャン、トルコ、ルーマニア、オーストリアなどの各国上空を通過する。成田発を旅客便、ブリュッセル発を貨物便として運航する。
ルート変更によりフライト時間は約12時間から15時間半と3時間長くなる。旅客や新型コロナウイルスのワクチンなどを輸送する必要があり、需要に応える。5日も成田ーブリュッセル線の1往復は中央アジア上空を通過するルートを利用して運航することを決めた。
JALのルート変更では米国アラスカ州、グリーンランド、アイスランドの上空を飛び、フライト時間は約3時間ほど長くなる。羽田ーロンドン線は旅客便で計137人の予約が入っている。旅客のほか、医療物資、部品、ワインなどの輸送が可能になる。
<欧州路線の多くは欠航>
ANAは3日の欧州線8便を欠航。4日も、ルート変更する成田ーブリュッセル線以外の欧州線計8便を欠航とした。4日の8便欠航による影響旅客数は計約360人。5日も欧州線8便(旅客・貨物各4便)を欠航とする予定だ。
JALも3日の欧州線8便を欠航し、旅客数257人に影響が出た。4日は、ルート変更する羽田ーロンドン線1往復を除く欧州線計8便(旅客6便、貨物2便)を欠航とする。影響旅客数は237人。
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