- 2022/03/09 掲載
電通グループ4社、「2021年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」発表
2021年の日本の総広告費は通年で6兆7,998億円(前年比 110.4%)で、2020年から続く新型コロナウイルス感染症の影響が下半期にかけて緩和し、広告市場全体が大きく回復しました。とりわけ「インターネット広告費」は継続して高い成長率を保ち、2兆7,052億円(前年比 121.4%)に達し、「マスコミ四媒体広告費」の総計2兆4,538億円を初めて上回りました。また、「インターネット広告費」から「インターネット広告制作費」および「物販系ECプラットフォーム広告費」を除いた「インターネット広告媒体費」は、動画広告やソーシャル広告の伸びが成長を後押しし、2兆1,571億円(前年比122.8%)となりました。
■「2021年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」のポイント
1.ビデオ(動画)広告は5,128億円と初めて5,000億円を突破
ビデオ(動画)広告が前年比 132.8%の5,128億円となり、インターネット広告媒体費全体の23.8%となった。ビデオ(動画)広告の内訳は、インストリーム広告57.0%、アウトストリーム広告43.0%の構成比。2022年にはビデオ(動画)広告は全体で前年比 120.5%の6,178億円になると予測。
2.ソーシャル広告は7,640億円で、インターネット広告媒体費全体の三分の一に
SNSや動画共有プラットフォーム上等で展開されるソーシャル広告は前年比134.3%の7,640億円となり、インターネット広告媒体費全体の35.4%となった。
3.運用型広告は、1兆8,382億円、前年比 126.3%と高い成長率を維持。予約型広告も伸長
取引手法の主流となっている運用型広告は前年比 126.3%で伸長し、インターネット広告媒体費全体の85.2%となった。「予約型広告」も前年比111.1%で伸長したが、「成果報酬型広告」は同 95.4%で減少となった。
4.2022年インターネット広告媒体費は、全体で2兆4,811億円(前年比 115.0%)まで成長する見込み
インターネット広告媒体費は継続して伸長し、2022年には全体で前年比 115.0%、2兆4,811億円になると予測。
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