- 2022/03/09 掲載
ディーカレットDCP、デジタル通貨フォーラム 電力取引分科会による実証実験を開始
デジタル通貨フォーラムは、当社が事務局を務め、日本を代表する銀行や、小売、運輸、情報通信など広範な分野にわたる70社以上の企業・銀行・自治体・団体、有識者およびオブザーバーとしての関係省庁・中央銀行にご参加いただき、日本におけるデジタル通貨の実用性を検討する取り組みです。
1. 背景
2019年11月以降、固定価格買取制度(FIT)の終了(卒FIT)や太陽光発電の低価格化などを背景に、電力・環境価値取引に関する検討が加速しています。この中で、電力の発電者と需要家のマッチングをする電力P2P取引や、電力データの活用による新たな事業創出などへの関心が高まっています。電力取引分科会では、デジタル通貨の将来的な実用化を見据え、電力の売買に伴う決済にデジタル通貨を活用し、グリーン電力の利用証明や再生エネルギーを活用した新たなサービスなどの検討を行っています。
2. 電力取引分科会 サブグループAの取り組み
デジタル通貨フォーラムの電力取引分科会は、2つのグループに分かれてデジタル通貨の付加領域に「電力取引」のユースケースを想定し、対価の支払・決済にデジタル通貨を適用したPoC(概念実証)の実施を通じて、当該ビジネスの実現性やデジタル通貨の有用性を検証します。このうちサブグループAの6社では、電力・環境価値取引の精算に加え、電力売買で受け取ったデジタル通貨を小売店舗での決済に使うケースについて検討を進めています。
3. 実証実験概要
実施期間 :2022年3月9日~14日
実験内容 :
1.電力P2P取引プラットフォームとデジタル通貨プラットフォーム間のAPI連携の実機検証
2.電力取引で得た模擬デジタル通貨を用いて、店舗で模擬商品の購入が可能かアプリを利用し実機検証
3.デジタル通貨の商業・サービス利用に関する新たなビジネスモデルの検討に加え、アプリケーションの具体的要件について検討
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