- 2022/03/09 掲載
JR東海、在来線車両 状態監視システム「DIANA」の運用を開始
※「Data Integrated monitoring and Analysis system」
1.「DIANA」の概要【別紙1~3】
車両機器のセンサーから大量の車両データを取得し、LTE通信により車両基地等にリアルタイムに送信することで、以下のことが可能となります。
(1)既存車の車両データやHC85系の試験走行結果を基に、分析手法を開発しました。それを用いて自動分析することで、車両不具合の予兆を車両基地等に通知します。
(2)本線上の車両状態(故障情報、車上モニタ情報、車両位置等)を車両基地、指令等でリアルタイムに取得・確認できます。
(3)315系ではAIによる冷房の自動学習・制御最適化機能により、自動的に設定温度の補正を行います。
2.「DIANA」導入の効果【別紙4】
(1)車両不具合の未然防止
不具合の予兆が通知され、不具合に至る前に調査・修繕対応することで、列車の運休や遅延を防止します。
(2)車両の異常発生時の迅速な対応
走行中の車両状態を車両基地、指令等でリアルタイムに把握し、異常発生時等の迅速な対処を実現します。
(3)きめ細やかな冷房制御の実現(315系)
乗務員が手動補正した時点の各種データ(温度・湿度・乗車率等)をAIが自動学習することで、冷房をきめ細やかに制御し、快適な車内環境を維持します。
3.運用開始時期
2022年4月1日
(※315系のAIによる冷房の自動学習・制御最適化機能は2022年3月5日)
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