- 2022/03/10 掲載
日立、ロシア事業の停止を発表 ウクライナ政府が要請と報道
日経によると、ウクライナのフェドロフ副首相は8日、日立の東原敏昭会長宛てに「ロシアの侵攻が完全に停止して秩序が回復するまで、ロシアの事業を止めるように求める」などとする書簡を送った。
日立広報はロイターの問い合わせに、「ロシア事業の停止はサプライチェーン(供給網)を含めて総合的に判断した」と回答。書簡の受領は確認できていないとしている。
副首相のツイッターのアカウントには、ロシア事業の停止を求める東原会長宛ての書簡が投稿されており、日立も確認しているという。
日立によると、グループのロシア向け売上高は全体の約0.5%(2022年3月期見通し)。その過半が建設機械事業という。日立建機は4日、物流や金融などが混乱しているとして、ロシア向けの出荷と現地生産を停止すると発表していた。
日立は、現時点でウクライナおよびロシアの情勢変化による2022年3月期の業績見通しに大きな影響はないとしている。
関連コンテンツ
PR
PR
PR