- 2022/03/11 掲載
金融政策は中立化が必要、ペースは慎重に=ポルトガル中銀総裁
リスボンで開かれた会合で同氏は「金融政策のサイクルは変わりつつある。サイクルを徐々に、慎重に変えていかなければならない」と述べた。
ECBは前日の理事会後、量的緩和の縮小を加速させる方針を発表。今年と来年の成長率予想を小幅に引き下げる一方、インフレ率予想を引き上げた。
センテノ氏は、前日の決定は経済データを精査する時間を稼ぐための措置と説明。金融政策は均衡をとり、ECBのこれまでの「大いなる成功」に寄与した政策措置の柔軟性を維持する必要があると強調した。
非常に低い成長と非常に高いインフレという試練によって、経済予測は困難だとした上で、「いまの強い成長に安心してはならない」と指摘。ユーロ圏の成長は今後、四半期を追うごとに「ゼロやマイナスにならないとしても非常に低い」と厳しい見通しを示した。
変動の大きい品目を除外したコアインフレ率については、外部要因の影響のほうが大きいとし、賃金上昇圧力で高止まりしているわけではないと指摘した。
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