- 2022/03/14 掲載
電機ベア、1500円以上で決着へ=16日に集中回答―22年春闘
2022年春闘で、電機業界の産業別労働組合、電機連合は14日、従業員の基本給を底上げするベースアップ(ベア)相当分として経営側に統一回答を求める基準について、月額「1500円以上」とする方針を決定した。一時金は最低4カ月。傘下労組はこの基準に沿って16日の集中回答日に向けて最終交渉を進める方針で、電機春闘は月1000~1200円で妥結した前年を上回る水準で決着する見通しとなった。
電機大手のベア実施は9年連続。
回答基準は、電機連合が14日に開いた主要労組による会合で決定した。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ企業業績が回復基調にあることを踏まえ、前年の基準を500円上回る「1500円以上」と設定した。電機連合の神保政史中央執行委員長は同日、オンライン形式で記者会見し「1500円を必ず取り切る。(傘下労組には)固い決意を持って臨んでもらう」と強調した。
【時事通信社】
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