- 2022/03/15 掲載
独ZEW景気期待指数、3月は過去最大の低下 景気後退懸念
3月の景気期待指数はマイナス39.3。2月はプラス54.3。悪化幅は1991年12月の調査開始以降最大で、ロイターがまとめた予想のプラス10.0を大きく下回った。
現況指数もマイナス21.4に悪化した。
ZEWのワムバッハ所長は「リセッションの可能性が高まっている。ウクライナへの軍事攻撃、ロシアへの制裁で、ドイツの景気見通しが著しく悪化した。急激な景気見通し悪化とともに、インフレ予想は大幅に上昇している」と述べた。
ハウク・アウハウザー・ランペのアレクサンダー・クルーガー氏はZEW指数について「今後の景況感悪化の前兆」と指摘。
欧州中央銀行(ECB)は量的緩和の縮小加速を進めているが、ヘレバのエコノミストは、景気見通し悪化でECBの責務は簡単ではないとの見方を示した。
自動車大手フォルクスワーゲンのヘルベルト・ディース最高経営責任者(CEO)は15日、ウクライナ軍事攻撃の影響はまだ完全に把握できていないとし、22年の見通しは不確実になっている。
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