- 2022/03/16 掲載
原油先物は上昇、不安定な展開 ウクライナ停戦協議に注目
0120GMT(日本時間午前10時20分)現在、北海ブレント先物は0.83ドル(0.8%)高の1バレル=100.74ドル。米WTI先物は0.58ドル(0.6%)高の97.02ドル。
北海ブレントは一時98.86ドルまで、WTIも一時94.90ドルまで値下がりした。
ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、和平交渉におけるウクライナとロシアの立場はより現実的になっているが、交渉にはさらに時間がかかると述べた。
CMCマーケッツのアナリストは「停戦協議の行方に注目が集まっている。原油市場は2日間にわたって下落したが、高インフレが経済成長の重しになり、原油需要が減るとの見方で、引き続き圧力に見舞われる可能性がある」と述べた。
中国の厳格な新型コロナウイルス感染対策で、同国の原油需要が鈍るのではないかとの見方も圧迫要因となっている。
関係筋によると、米石油協会(API)の週間在庫統計(11日まで、速報ベース)では、米国の原油在庫が380万バレル増、ガソリン在庫が380万バレル減、留出油在庫が88万8000バレル増となった。
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