- 2022/03/16 掲載
午後3時のドルは小動き118円前半、FOMCで利上げペース見極め
ドルは朝方に一時118.43円まで上昇したものの、期末を控えた国内輸出企業によるドル売りフローに上値を抑えられ、118円前半での取引が続いた。
15─16日開催のFOMCでは2018年12月以来の利上げ実施が確実視されており、25ベーシスポイント(bp)の引き上げが市場のコンセンサスとなっている。
同時に発表される政策金利見通し(ドットチャート)で、22年末までの利上げ回数や23年と24年を含めた到達地点が長期にわたる金利見通しを超えてくるのかが焦点。また、QT(量的引き締め)に関する議論が前回からどこまで具体的に進んだのかも注目されている。
FOMC後の為替の値動きについてりそなホールディングスのエコノミスト、村上太志氏は、市場の見方がすでにタカ派に傾いているほか足元では原油先物価格も下落しており、「FOMC後に米金利がそこまで上昇しないのであれば、目先のドル/円の上昇も限定的となるのではないか」とみている。
ポンド/円は154.37/41円とじり高。あすのイングランド銀行(BOE、中央銀行)の金融政策委員会(MPC)では25bpの利上げが予想されている。
市場では「(利上げ幅について)MPC委員による票が分かれた場合はポンドが振れる要因になる」(みずほ証券のチーフ為替ストラテジスト、山本雅文氏)との声が聞かれた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 118.19/21 1.0975/79 129.72/76
午前9時現在 118.30/32 1.0965/69 129.74/78
NY午後5時 118.28/31 1.0951/55 129.58/62
PR
PR
PR