- 2022/03/18 掲載
日銀、大規模緩和を維持=国内景気、判断引き下げ―資源高騰「注意必要」
日銀は18日、前日に続き金融政策決定会合を開き、現在の大規模な金融緩和策の維持を決めた。インフレを抑えるため、金融引き締め方向に動きだした米欧との違いが鮮明となった。ロシアによるウクライナ侵攻を受け「国際金融資本市場では不安定な動きがみられる」と指摘。原油など資源価格が大幅に上昇していることから、「今後の動向には注意が必要だ」と警戒感を示した。
国内景気は、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大を受け、「一部に弱めの動きもみられるが、基調としては持ち直している」とした。前回1月会合の「持ち直しが明確化している」から判断を引き下げた。個人消費も「持ち直しが一服している」に下方修正した。
【時事通信社】 〔写真説明〕日銀本店で開かれた金融政策決定会合=18日午前、東京都中央区(代表撮影) 〔写真説明〕金融政策決定会合に出席するため、日銀本店に入る黒田東彦総裁=18日午前、東京都中央区(代表撮影)
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