- 2022/03/31 掲載
凸版印刷、自治体ポータルサービス「クラシラセル」を提供開始
「クラシラセル(TM)」は、検証期間も含め最短6カ月間で「自治体ポータルアプリ」のリリースが可能なASPサービスです。アプリのユーザーである住民が、自分の「属性情報」と「関心のあるカテゴリー」を登録することで、欲しい情報がスマートフォンに自動的に届きます。このほか、災害情報など緊急性の高い情報はアプリ上で優先的に表示されます。
自治体は、すでに構築、提供済の既存サービスをアプリ上で一本化できるため、住民が必要としているサービスを適切に紹介できるようになります。また、日本語のほか英語、中国語、韓国語でもコンテンツを自動翻訳して同じ内容で配信できるため、日本人と外国人住民間の情報格差の解消にも役立ちます。
「クラシラセル(TM)」を活用した最初の自治体ポータルアプリの導入先として、茨城県つくば市(市長:五十嵐立青)が内定しています。
■開発の背景と狙い
住民の生活をより便利で豊かなものにする「スマートシティ」への取り組みが全国で進んでいます。教育、医療・ヘルスケアなど住民の生活に直結する様々なサービスが提供される一方で、住民にとってはサービスごとのタッチポイントが増えすぎることとなり、混乱を招いてしまう事態も想定されます。
住民一人ひとりへ適切なサービスを紹介する「自治体ポータル」の開発・運用には、自治体組織全体を俯瞰した要件定義が求められるため、自治体にとって負荷が大きいという課題がありました。自治体は、「クラシラセル(TM)」を利用することで、そうしたシステム開発・運用にかかる時間とコストを大幅に削減することができます。
住民一人ひとりにカスタマイズされた情報を提供するためには、一般的には個人情報取得の必要があり、そのことに不安を感じる住民も少なからずいます。そこで「クラシラセル(TM)」では、住民は個人情報を入力することなく、「属性情報」のみの登録でパーソナライズされた情報を受け取ることが可能となっており、住民の不安を取り除くとともに、自治体にとっても個人情報漏えいリスクを低減する仕組みとしています。
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