- 2022/04/04 掲載
午後3時のドルは122円後半で小動き、新規材料待ちで動意欠く展開
先週、ドルが一時的に125円をトライしてからは達成感も意識され、市場では「ドル買いの勢いは落ち着いてきている」(国内信託銀行)との声が聞かれる。ただ、今後も日米の金融政策の違いから日米金利差は開いていくとみられ、ドル高/円安基調は続くとの見方もあった。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフ為替ストラテジスト・植野大作氏は、ドルが心理的節目の120円を突破してから125円を付けるまで4日しかかかっておらず、「さすがにスピード違反気味だった」と指摘。中長期的にドルは上方向を試すとみられるが、ドルの急上昇後の反動で足元では調整も入りやすいとの見方を示した。
また、今月は米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催がなく材料に乏しい中、「目先のドルは121―123円程度で推移するのではないか」(植野氏)という。
ユーロ/ドルは1.1050ドル付近と、上値の重い展開が続いている。市場では、「いったんユーロの下値は織り込まれたとみているが、ウクライナ情勢の進展がない中、ユーロが積極的に買われる地合いではない」(前出の国内信託銀行)との意見が聞かれた。
ユーロ/円は135円半ば付近で、一進一退となっている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 122.65/67 1.1050/54 135.54/58
午前9時現在 122.62/64 1.1044/48 135.44/48
NY午後5時 122.49/52 1.1053/57 135.32/36
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