- 2022/04/12 掲載
NTTドコモ、「ドコモオープンイノベーションクラウド」の提供拠点拡大と新基盤を提供
本サービスは、ドコモ5Gコアネットワーク内のお客さまの近くにサーバを配置し(※3)、仮想マシン環境や接続環境を提供して低遅延・高セキュリティを実現するMEC(Multi-access Edge Computing)サービスです。
また、本サービスは2021年12月に開始した、法人のお客さま向けのスタンドアローン(Stand Alone)方式による5Gサービス(※4)(以下、5G SA)にも対応しているため、今後実現するユースケースごとに最適化したネットワークとかけ合わせることで、必要な場所で利用用途に適した低遅延・高セキュリティなネットワークの利用が実現し、地域に結びついた課題を解決できるようになります。これにより、たとえば製造・建設現場の機器・重機の遠隔操作や医療現場の遠隔画像診断では、操作指示から現場への反応・伝達のズレが少なくなり、操作性や安全性が向上します。その他にも、スタジアムにご来場のお客さま向けのマルチアングル映像配信では、眼前の試合状況とのズレを感じないリアルタイム映像をお楽しみになれます。
新たに加わる東北・東海・北陸・中国・四国の5拠点では、次世代MEC試験環境「Beyond-MEC(※5)」で先行活用している新基盤「Compute D」を提供します。「Compute D」は、基盤内部の高いネットワーク性能や、高性能GPUを活用いただくことで、高速かつ低遅延のデータ処理を実現できることが特長です。
本サービスの新拠点でのご利用に関するお申し込みは、まず中国拠点において、本日から受付を開始します。さらに、2022年6月末までに東北・東海・北陸・四国の4拠点も順次受付を開始する予定です。
今後もドコモは、「5G×MEC」を通じた新しい価値を創出し、全国のワークスタイル・トランスフォーメーション(WX)や地域社会のデジタル・トランスフォーメーション(DX)に貢献することで、お客さまの生活がより便利で、豊かなものになるよう努めてまいります。
※1 「ドコモオープンイノベーションクラウド」は、ドコモ網内の設備にクラウドコンピューティング設備を構築することで、5G時代に求められる低遅延・高セキュリティ通信を実現するMEC(Multi-access Edge Computing)を活用したソリューションが利用できるクラウドサービスです。(各種条件により遅延時間は変動するため、ネットワークの伝送遅延が必ず一定以下になるといった保証をするものではありません。)
※2 「Compute D」は、分散配置(Distributed)されたコンピューティングを意図した名称です。
※3 東北、東京、神奈川、北陸、東海、大阪、四国、中国、大分の9つの拠点のなかからお選びいただけます。
※4 スタンドアローン(Stand Alone)方式による5Gサービスとは、5G専用のコアネットワーク設備である5GC(5G-Core)と、5G基地局を組み合わせて提供する5Gサービスです。
※5 「Beyond-MEC」は、「ドコモ5Gオープンラボ(R)Yotsuya」において提供する、スタンドアローン方式の5Gでの利用を想定した「ネットワーク特化型クラウド」を備えた検証環境です。通信ネットワーク上のお客さまに近い位置にサーバなどを配備するMEC(Multi-access Edge Computing)の特長を備えています。
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