- 2022/04/14 掲載
ファーストリテ、円安で通期純利益を上方修正 営業益は据え置き
[東京 14日 ロイター] - ファーストリテイリングは14日、2022年8月期の連結純利益予想(国際会計基準)を1900億円(前年比11.9%増)に上方修正した。従来予想は1750億円だった。円安の進行による金融収益などの増加を織り込んだ。
営業利益予想は2700億円(前年比8.4%増)で据え置いた。
21年9月―22年2月期(中間期)の連結売上収益は前年同期比1.3%増の1兆2189億円、営業利益は12.7%増の1892億円、純利益は38.7%増の1468億円で大幅な増益となった。
国内やグレーターチャイナのユニクロ事業、ジーユー事業は減収減益となったが、北米、欧州は販売が好調で収益構造が改善、営業利益が大幅に拡大した。東南アジアの売上高と営業利益ともに過去最高を達成するなど、海外ユニクロ事業の収益の柱の多様化が継続した。
国内ユニクロ事業の既存店売上高は9.0%減となった。第2・四半期のみでは、10.4%の減収で、防寒衣料の販売は好調だったものの、冬物の売れ筋商品の欠品や2月までに気温が低かったことから春物商品が出遅れた。
IBESがまとめたアナリスト11人の通期営業利益予想の平均値は2783億円だった。
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