- 2022/04/15 掲載
米、対ロ制裁回避阻止へ新たな措置準備 近く発表=大統領補佐官
サリバン氏は「ロシア内外で制裁回避を支援しようとしている標的を特定する取り組みを巡り、来週もしくは再来週に発表する」という見通しを示した。
さらに、ウクライナへの武器移転を妨害しようとするロシアの動きは西側諸国との対立をエスカレートさせる恐れがあるとけん制。集団安全保障を定めた北大西洋条約機構(NATO)条約第5条に言及し、「物資が集められているNATOの領土をロシアが攻撃すれば、第5条が発動される」と述べた。過去に第5条が発動されたのは、2001年9月11日に発生した米同時多発攻撃後の一度のみ。
ロシアの黒海艦隊の旗艦であるミサイル巡洋艦「モスクワ」で火災が発生したというロシア国防省の発表については、サリバン氏はウクライナと連絡を取ったところ、「ウクライナが攻撃したと主張している」とし、「現時点で独自にこの情報を検証することはできないが、ロシアにとっては大きな打撃だ」と述べた。
また、米政権高官が近くウクライナの首都キーウを訪問するかどうかについてはコメントを控え、ウクライナにおける戦闘が数カ月以上続く可能性があるという認識を示した。
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