- 2022/04/21 掲載
前場の日経平均は続伸、米株先物高が支え 25日線を上回る
25日移動平均線を上回ったことが強い基調であることを示した。
20日の米国株式市場はナスダック総合が下落。契約者数の予想外の減少を発表した動画配信サービス大手ネットフリックスの急落が影響し、他のグロース株にも影響が広がった。一方、ダウ工業株30種は続伸した。
日本株は、前日までの好地合いを引き継ぎ堅調な展開。テクニカル面で上値の目安として強く意識されている25日移動平均線を上回ってきたことで、上値追いに弾みを加えている。物色面では、20日に発表したオランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングの好決算を受けて半導体関連株が総じてしっかり。これらが全体をリードする格好となった。
市場では「円の自律反発が買い材料になった可能性がある。一方、日本電産やディスコなどの引け後に発表される決算が注目を集めそうだ」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声が聞かれた。
TOPIXは0.61%高で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆2052億9100万円。東証33業種では、金属製品、パルプ・紙などが上昇し、鉱業の下げが目立つ。個別では、レーザーテックが商いを伴って大幅上昇。ファーストリテイリングもしっかりだが、トヨタ自動車はさえない。
プライム市場の騰落数は、値上がり1106銘柄(60%)に対し、値下がりが642銘柄(34%)、変わらずが89銘柄(4%)だった。
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