- 2022/04/22 掲載
前場の日経平均は大幅に反落、米株安や米長期金利上昇を警戒
日経平均は300円超安で寄り付いた後も、次第に下げ幅を拡げ、一時648円68銭安の2万6904円38銭に下落した。
前日までの3日間で終値ベースで700円超上昇していたこともあり、利益確定売りが先行した。値がさの半導体関連株や高PER(株価収益率)株の下げが指数の重しになった。主力株はトヨタ自動車、ソニーグループなど、軟調な銘柄が目立った。
市場では「米国市場の金利や株価の動向に振り回されており、前日の上昇分を吐き出した。国内企業の決算がこれから本格化するほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にして、目先は上値を追いにくい」(三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト)との声が聞かれた。
TOPIXは1.32%安の1902.60ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆2330億1100万円だった。東証33業種では、値下がりが31業種で、値下がり率上位には非鉄金属や鉱業、サービス業などが並んだ。値上がりは保険業と空運業の2業種だった。
INPEXや住友金属鉱山、日本郵船が軟調だった一方、前日に決算を発表したディスコや日本電産は買われた。東芝も高かった。日立物流はストップ高水準で買い気配となっている。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが182銘柄(9%)、値下がりは1612銘柄(87%)、変わらずは43銘柄(2%)だった。
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