- 2022/04/22 掲載
供給制約に緩和の兆しない、カナダ中銀総裁が見解
総裁はワシントンで開いた記者会見で「既に脆弱なサプライチェーン(供給網)を一段と断絶させている要因は(ウクライナ)戦争だけではない。中国の新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が一層の不透明感を生じさせている」と述べた。
中銀は先週、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げ、1.0%にした。約20年ぶりの大幅利上げだった。14年ぶりに中立金利を超える水準に利上げする可能性にも道を開いた。次回会合は6月1日。
今後の利上げ幅を決めるに当たり、中銀は年率換算した四半期ベースのインフレ率に注目し、引き締め策が家計支出やインフレに与える影響を検証する構え。
「国内の需要圧力や海外の物価圧力が弱まり始めれば、四半期ベースのインフレ率も低下し始めるはずだ」と語った。中銀は先週、第2・四半期に前期比約6%だったインフレ率が第4・四半期には2.5%前後に低下すると予想した。
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