- 2022/05/31 掲載
数回の会合でさらに50bpの利上げを支持=ウォラーFRB理事
同理事は「特にインフレ率が目標の2%に近づくまで、50bpの利上げを選択肢から排除するつもりはない」と述べた。
また、労働市場が堅調なため、失業率を大幅に上昇させることなく金利上昇に対応できると楽観視しているとし、インフレが高止まりした場合にはより積極的な利上げで対処する用意があるとした。
インフレがピークに達したという兆候はすでに出ている。
米商務省が27日発表した4月の個人消費支出(PCE)価格指数は、前年同月比6.3%上昇となり、伸び率は1982年以来の高水準となった前月の6.6%から縮小した。変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPCE指数は前年同月比4.9%上昇と、2カ月連続で伸びが鈍化し、昨年12月以来の小幅な伸びとなった。
しかしウォラー理事の意見は揺らいでいない。「どの指標で考えても、インフレ率は1年間にわたって4%を超えてきている。コアインフレもFRBの目標をすぐに達成できるほど下がってはいない」と指摘した。
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