- 2022/06/03 掲載
米ADP民間雇用、5月は予想下回る12.8万人増 労働需要減速か
求人数は依然として極めて高い水準で推移しているものの、金利上昇や金融環境が引き締まる中、労働需要が減速し始めていることを示唆する結果となった。
4月の雇用者数は当初発表の24万7000人増から20万2000人増に下方改定された。
JPモルガン(ニューヨーク)のエコノミスト、ダニエル・シルバー氏は「ADPのデータは雇用の伸びが鈍化していることを示唆している。これは非常に高いレベルで、労働市場に対するわれわれの見方とほぼ一致している」と指摘。ただ、ADPのデータは必ずしも労働省が発表する雇用統計を予測できるものではないとした。
3日に発表される雇用統計では、5月も堅調な雇用増が続いたとみられている。ロイターのエコノミスト調査によると、非農業部門雇用者数の市場予想は32万5000人増。4月は42万8000人増だった。
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