- 2022/06/03 掲載
カナダ中銀、政策金利3%に引き上げる必要も=副総裁
カナダ中銀は1日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を50ベーシスポイント(bp)引き上げ、1.5%にすると決定。50bpの幅での利上げは2回連続で、中銀はインフレを目標水準に戻すために「必要に応じて一段と力強く」対応する用意があると表明した。
ビュードライ副総裁はこの日の講演で、インフレ率は中銀予測をはるかに上回り、一段の上昇が見込まれていると指摘。「需給均衡化とインフレ期待の安定化に向け、政策金利を中立レンジの上限、もしくはこれを超える水準に引き上げる必要性が高まっている」と述べた。
ただ、50bpを超える幅での利上げの可能性については言及しなかった。
マックレム総裁は4月、政策金利を中立金利と見なす2─3%を超える水準に引き上げる可能性を示唆。ビュードライ副総裁のこの日の発言で、こうした公算が大きいことが示された。
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