• 2022/06/03 掲載

FRB、9月も利上げの蓋然性高まる 「もし」でなく「どの程度」

ロイター

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[2日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が今後2回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想される50ベーシスポイント(bp)の利上げを行った後、9月にも金融引き締めを継続する蓋然性が高まった。この日の当局者の発言で、9月利上げは「もし」ではなく「どの程度」が焦点となった。

FRBのブレイナード副議長は2日、CNBCに対し、「6月と7月に50bpの利上げが実施されるとの見方が市場では織り込まれているが、これは合理的な道筋だと考えている」と述べた上で、9月に利上げをいったん停止する理由はほとんどないとの考えを示した。

また、インフレ率を目標の2%に引き下げるために、なすべきことはまだ多く残っている」と述べた。

アトランタ地区連銀のボスティック総裁は23日、6月と7月に0.50%ポイントの利上げを行った後は、インフレと経済への影響を精査するためにいったん利上げを停止することは「理にかなう」と述べた。

しかしブレイナード氏の発言は、9月の利上げ停止がFRB上層部の中心的な見解ではないことを示唆している。

金利先物市場では現在、年末の金利水準が2.75─3%の範囲となる確率を五分五分以上と織り込んでいる。これは現在の水準から2%高い。

クリーブランド地区連銀のメスター総裁もこの日の講演で、利上げプロセスは家計は企業にとり「痛み」を伴う可能性があるが、現在約40年ぶりの高水準にあるインフレで購買力が目減りし、経済の勢いが弱まる方が望ましくないとの見方を表明。このほか、インフレが沈静化し、利上げペースを緩和する時期が来たとFRBが確信するまで、しばらく時間がかかる可能性があるとし、「(インフレに対する)早期の勝利宣言は控えたい」と語った。

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