- 2022/06/18 掲載
NY円急落、134円台後半=日銀の緩和維持で
【ニューヨーク時事】週末17日のニューヨーク外国為替市場では、日銀が大規模金融緩和の維持を決めたのを受けて日米金利差の拡大が改めて意識され、円相場は1ドル=134円台後半に急落した。午後5時現在は134円88~98銭と、前日同時刻比2円79銭の円安・ドル高。一時135円42銭を付けた。
米連邦準備制度理事会(FRB)が0.75%の大幅利上げに踏み切るなど、世界的なインフレを受けて主要中央銀行が利上げに動く中、日銀は17日、緩和策の維持を決定。黒田東彦日銀総裁は「急速な円安は経済にマイナス」とけん制したが、海外市場では金利収入が見込めるドルを買い、円を売る動きが加速した。
市場では「135円台に入り、値動きが大きく無秩序になれば、為替介入を促すことになる」(欧州系金融機関)との警戒感が出ている。
円は対ユーロでも大幅に下落した。午後5時現在は1ユーロ=141円57~67銭と、2円23銭の円安・ユーロ高。
【時事通信社】
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