- 2022/06/29 掲載
デジタル保護主義をけん制=自由なデータ流通促進―G7
【エルマウ時事】先進7カ国首脳会議(G7サミット)は28日、自由で信頼性のあるデータ流通を促進することで一致し、最終日の討議を終えた。岸田文雄首相は席上、「中国などのデジタル保護主義との違いを世界に示していきたい」と表明。企業が使う個人データを囲い込む動きをけん制した。
デジタル技術に関しては、悪用阻止にも力点が置かれた。岸田首相は、ウクライナ侵攻でデジタル技術がロシアのプロパガンダなどに悪用されていることに触れ、「偽情報によって世界中の人々の行動に影響を与えることは許されない」と非難。人権侵害にも使われているとして「(価値観を共有する)同志国が連携して食い止めなければいけない」と訴えた。
【時事通信社】
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