- 2022/07/08 掲載
実質消費支出5月は前年比―0.5%、3カ月連続減少
[東京 8日 ロイター] - 総務省が8日発表した5月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は28万7687円と、物価変動の影響を除いた実質で前年比前年比0.5%減となった。3カ月連続のマイナスとなったが、減少幅は先月から縮小した。
行動制限なく大型連休を迎えたことで外食や交通などの消費の回復がみられた一方、部品不足の影響で自動車関連の消費が減少した。
ロイターの事前予測調査では同2.1%増が予想されていた。
季節調整済み実質消費支出は前月比1.9%減となり、3カ月ぶりのマイナスだった。
前年比で減少に寄与したのは、半導体などの部品不足による生産停滞で、自動車購入や自動車等関連用品だった。また、野菜・海藻なども減少した。一方、増加に寄与した品目は、飲酒代などの外食、国内パック旅行費や宿泊料などの教養娯楽サービス。また、鉄道運賃などの交通もプラスに作用した。
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