- 2022/07/08 掲載
中国、クレジットカード業界の規制強化 リスク監視など要求
中国人民銀行(中央銀行)と中国銀行保険監督管理委員会(CBIRC)が共同で発表した規制によると、銀行はカード発行枚数や市場シェアを主な業績評価指標とすることを禁じられる。また、休眠カード数を全体の20%以内に抑えることも義務付けられた。
CBIRCは「中国のクレジットカード事業は急速に成長しており、決済や消費を促進する上で重要な役割を担っている」と指摘。「しかし最近、一部の銀行はリスク管理が甘く、顧客の利益を損なうような行動を取っている」ともした。
人民銀によると、中国の銀行は2021年末時点で合計8億枚のクレジットカードを発行しており、融資残高は合計8兆6200億元(約1兆2900億ドル)。カードローンのうち約860億元(総残高の1%)で、返済が6カ月以上の延滞となっている。
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