• 2022/07/08 掲載

企業倒産、2年ぶり増=コロナ関連3割増、原料高も影響―今年上半期

時事通信社

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東京商工リサーチが8日発表した2022年上半期(1~6月)の企業倒産(負債1000万円以上)は、前年同期比0.5%増の3060件だった。上半期として2年ぶりに増加に転じた。過去50年間で前年に次ぐ3番目の低水準で、政府の資金繰り支援で全体の件数は抑えられたが、長期化するコロナ禍の影響を受けた倒産が3割増加。原材料価格の高騰なども企業経営を圧迫しており、今後も厳しい状況が続く。

負債総額は2.8倍の1兆7088億円。簡易再生手続きを始めた自動車部品大手マレリホールディングスが大きく押し上げた。

産業別では、コロナ禍の影響に資材価格の上昇がのし掛かった建設業が49件増の576件で、14年ぶりに前年同期を上回った。燃料価格の高騰を受け、運輸業は30件増の150件と2年連続で増加した。一方、サービス業のうち宿泊業、飲食業は政府の支援策の効果でいずれも減少した。

コロナ関連倒産は32.3%増の1015件。コロナ関連融資などで債務が膨らみ、返済のめどが立たなくなるケースが増えているという。

商工リサーチはコロナ禍の長期化に伴い「支援策の効果が薄れている」と説明。「倒産は徐々に増加してきている」として警戒感を強めている。

6月の倒産件数は前年同月比0.9%増の546件で3カ月連続の増加。負債総額はマレリの影響で18倍の1兆2325億円に跳ね上がった。

【時事通信社】

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