- 2022/07/09 掲載
カナダ6月失業率、過去最低の4.9% 75bp利上げの可能性高まる
市場予想は失業率が5.1%、雇用者数が2万3500人増だった。
予想に反して雇用減となったにもかかわらず、失業率は過去最低となった。賃金上昇の急加速が明らかになり、 カナダ銀行(中央銀行)に大幅利上げを求める声が強まっている。
TD証券のカナダ担当ストラテジスト、アンドリュー・ケルビン氏は「どちらかと言えば労働市場のさらなる引き締まりを示す指標で、本質的にインフレを誘発するものだ」とし、「この統計発表を受けてカナダ銀行は来週の会合で75ベーシスポイント(bp)の利上げ決定をためらうことはないだろう」との見方を示した。
総労働時間は1.3%増え、3月以来の増加となった
6月はサービス部門全般で雇用が減り、特に小売業の減少が目立った。商品(モノ)部門の雇用増で一部が相殺された。
統計局は、今後数カ月の指標で小売業の雇用が「インフレに伴う消費者行動の変化による影響を受けるかどうか」が明らかになるだろうと指摘した。
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