- 2022/07/21 掲載
料金上限引き上げ=10月分から、燃料高反映―東京ガス
東京ガスは21日、10月分からガス料金の上限額を段階的に引き上げると発表した。ロシアのウクライナ侵攻を受け、都市ガスの原料となる液化天然ガス(LNG)の価格高騰が続いており、料金が上がる可能性がある。
ガス各社は燃料が高騰した場合、「原料費調整制度」に基づき、一定の上限額まで利用者に価格転嫁できる。東京ガスでは7月分から上限額に達し、超過分を自社で負担していた。上限額は10月~来年3月に徐々に引き上げられ、燃料費高騰が続けば各家庭の料金は上がる。
東京や神奈川、千葉、埼玉、栃木、群馬、茨城の1都6県の一般家庭を中心とする約840万の契約者が対象となる。東京ガスによると、8月と同水準で燃料費が高止まりした場合、使用量が30立方メートルの標準家庭で、10月には160円程度の値上がりになる。同社担当者は「顧客に安定提供していくために見直した」と、上限額引き上げに理解を求めた。
【時事通信社】
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